ハローワーク求人を理解すると、思っている以上に会社の魅力を伝えられます
ハローワーク求人ってだめなの?
ハローワーク(HW)の求人欄は実は思った以上に情報が書けることをご存知ですか? ハローワークは無料だけどほしい人は来ないし、熱意がない人が来て時間を浪費する、会社の良さを伝えられないと思ったら書きこみが足りないのかもしれません。
HWの求人票の文字数は929文字と原稿用紙2枚以上の情報を書くことができます。それぞれ項目ごとに文字数制限がありますが「事業内容」は90文字、「会社の特長」90文字、「職種」28文字、「仕事の内容」297文字、「特記事項」216文字、「備考」208文字と思っている以上に情報を入れることができます。
どのような順番で求人は見られるか
求職者はまず「職種」を見ています。その後仕事の内容や職場の様子、どんな会社なのか、そして「いい求人かも?」と思ったら応募に至ります。なぜ「職種」を真っ先に見ているといえるのか、それは多くがHWの求人をスマートフォンアプリから見ているからです。リクナビやIndeed等が出しているスマートフォンアプリはHWの求人に連携しており「職種」を一覧表示しているのです。「職種」はたった28文字しかありませんが、求職者を呼び込む最重要項目です。どういうことを書くのか例を挙げてみます。例えばシステム販売会社の営業職であれば「(法人営業)既存見込客を対象に自社パッケージソフトの営業」、人事部門の幹部候補を求人したいなら「(人事幹部)多様な働き方制度の導入・運用【グループ人事】」といった具合です。このように入社後どんな仕事をやるのか一目でわかると思います。
その他の項目の重要度は?
「職種」の次に重要なのは「仕事の内容」で求職者は詳細を知ろうとします。ここには何をどのように作業するのか(仕事への不安の解消)、経験を活かせる内容(仕事のやりがい)、どんなマシンやソフト、車、携帯を使うのか(仕事で活かせる特定技能)など、仕事のいいところ、苦労したところを盛り込んでください。そのほかの項目も目いっぱい書き込むことがポイントです。
HW求人を活かしきれていない
HW求人の8割は魅力を書き切れていない求人であふれています。逆に考え、魅力的に書ければHWは求人の競合が少ないとも言えます。業者に丸投げできない手間はありますが、求人費用がかさむ昨今こそ無料のHW求人を活かしていきたいものです。